Deep ground Resonance 深淵なる大地の中の共鳴

滝戸ドリタ + 鈴木泰博
(TAKIDO Dorita + SUZUKI Yasuhiro)

Museum STEAM GALLERY Deep ground Resonance 深淵なる大地の中の共鳴

Overview

作品概要

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"土の中の音を聞いたことはありますか?土の中には、私たちには聞こえない音が響いています。
地中を流れる見えない音の響き、そして、知らず知らずのうちに私たちの身体を揺らす音。この作品は、聴覚の限界に近い「低周波」を体感できるインスタレーションです。
そんな音が、触れられるものになったとき、私たちは何を感じ、何を想像するでしょうか?大地の奥深くに生息する生物たちとの共鳴を体験してみましょう。"

アーティストと研究者について

滝戸ドリタ(TAKIDO Dorita) Artist

肩書:アーティスト/ディレクター/デザイナー

プロフィール文章:
9歳より清水市(現静岡市清水区)で育つ。異なる生物の機能や感覚を組み合わせ、いままでの従来の感覚がずれるような体験を創出、ヒトと生物の新しい関係を築くことを目指す。植物と微生物発電により電気を植物に還す作品を2024アルスエレクトロニカで展示。ウナギのレプトセファルスのロボットとヒトが泳ぎ絶滅危惧について考える映像を東京国際クルーズターミナルで上映中。現在東京大学大学院修士課程にて研究と表現の間を模索中。

略歴:
2014年 「スライムシンセサイザー」にて第18回文化庁メディア芸術祭
エンターテインメント部門新人賞受賞
2017年 「Bug’s Beat」にてPRIX ARS ELECTRONICA & STARTS Prize
2017 DIGITAL MUSICS & SOUND ART部門Honorary Mentions受賞
2019年 生物学とソフトボティクスを学ぶ
「SOFT ROBOTICS Collective生命と機械の学校」を主宰
メディア芸術クリエイター育成支援事業に採択(2016年度同採択)
2024年 メディア芸術クリエイター育成支援事業発表支援に採択

鈴木泰博(SUZUKI Yasuhiro) Researcher

肩書:名古屋大学大学院 情報学研究科・准教授

プロフィール文章:
駅や街の雑踏で、自然と人々の流れが生じることがある。自然や社会に偏在するこうした自己組織化現象を、アルゴリズム的に理解する研究に従事。そのなかで、物質から生命系までの普遍的な相互作用が(広義の)「触覚」であることに気づき、触覚の記述法「触譜」を提案して触覚のDX化を行い、触覚AIの構築や触覚のインターネット配信等を実現した。これら成果を医療・ヘルスケアへ応用、認知症の改善やアンチエイジング(秋田大学・医と共同研究)などを確認している(Health 2.0 conference, Outstanding Leadership Award受賞, 2024年)。

略歴:
1995年 北陸先端科学技術大学大学院大学 博士前期課程 修了
1997年 東京医科歯科大学 難治療患研究所 助手
2002-2004年 国際電気通信基礎技術研究所 ATR研究員(併任)
2005年- 現職

Credits

作品クレジット

コンセプト:滝戸ドリタ / 鈴木泰博 
空間設計 : FOLT(冨田太基) 
テクニカルサポート:田部井勝彦(MeAM studio) 
機材サポート:吉田知史 
映像・写真撮影:冨田了平 / 吉田知史 
映像編集:滝戸ドリタ 
家具(砂/水/丸太)制作:藤工芸株式会社 
展示空間施工:住宅クリニック桜 
 
謝辞: 
大城 真 
鈴木 英倫子 
吳 冠儒 
名古屋市東山動植物園