過去の採択テーマ
2026年7月採択

Nicholas Eric Syuhendra/Raymond Borres/Davin Chandra/Jeffrey Zhang/Khattiyananda Wijaya
「言葉を交わさなくても、もっと繊細な存在感で繋がれるような、穏やかな繋がりを築く方法はないのだろうか?」 神社で配られる伝統的なお守りから着想を得て、私たちはシステムを開発しました。お守りを「撫でる」とか「軽く振る」といった直感的な動作をすると、遠く離れた家族の手にあるお守りが「かすかな振動」や「微かな光」で反応するのです。
古くからお守りは、目に見えず測ることのできない力を、神聖な場や行為を通じて受け取るものでした。その感覚をデジタルの中でどのように生み出すのか。本企画は、伝統と技術のあいだにある難しさに向き合う試みとして興味深く、ねのねプロジェクトらしい挑戦だと感じます。
2026年7月採択

田中瑛人/龍田スコット/ラフマット ジクリ
「ずたん」は自ら自然を観察・記録し「自分だけの図鑑」を作る体験デザインです。今回は従来の視覚的な記録から感覚を広げ、鳥の声や風の音をとらえる「聴く図」のツール開発に注力します。探究心を育む図鑑のあり方を更新すべく、3ヶ月間でComoNeにてプロトタイプ制作とワークショップを実施します。
「図」を単なる情報整理ではなく、感覚を拡張するメディアとして再定義した点を高く評価しました。図鑑の新しい価値の創造への広がりに期待しています。
2026年7月採択

川辺悠以/山本あつし
漫画の「コマ割り」は、もともと人間が直感的に物語を理解するための仕組みとして適した仕組みです。絵が苦手な人でも、自分の思いやアイデアを4コマで表現できるワークショップを開発し、参加者と試作・改善を重ねながら、自己紹介から提案まで、誰もが「伝える楽しさ」と手応えを体験できるプログラムを目指します。
「4コマ漫画」このスキルが身についていたら怖いものなしですね。絵を描くのが苦手な人でもOK。伝えたいことがあればどなたでもできる。4コマの中に「状況・問い・変化・結論」を置くだけ。イラスト表現とプレゼン構成の両面から開発。これは面白そうです。
2026年7月採択

宮川 卓也
都市の不特定多数の行為が箱庭に蓄積され、複数のAIエージェントがそれを観察し、物語を生成する実験的ナラティブ装置。来場者の遊び心や好奇心による選択が、他者の行為と意図せず混ざり合い、共同制作としての物語が生み出される。箱庭療法の人間の内面や感情が小さな空間へ投影される構造を、都市空間へ拡張する試み。
空間における人、行動の蓄積で場の性格が見えてくる。そうした実験はまちや施設等、様々な空間のデザインに活かされると面白さが増していくのではないかと期待をしています。人の感覚ではないロジックと分析から表現される成果を、また、その成果によって生まれる人の感覚を楽しみにしています。
2026年7月採択

石郷 祐介/中村 魁斗/一ノ瀬 由璃乃/三島 彩椰
XR技術「OKUTRANS」を活用し、子どもたちが未来の街を描き、タブレットを重ねて互いに描いた未来の出来事を発見・鑑賞するワークショップです。未来の暮らしや人々の姿を想像しながら、技術と人との関係や、これからの社会で主体的に生きるあり方について考える機会をつくり、対話や新たな発見を促します。
近年、まちづくりの分野でも応用研究が進むSFプロトタイピング。参加者の想像力を拡げ、実際に落とし込むのは課題が多い。ツールの出現によってこの課題を乗り越えられるのか。試行錯誤の末に描かれる未来はユートピアか、ディストピアか。共創の場から生まれる可能性を見てみたい。
2026年7月採択

齋藤 凪沙/Nagasena
このプロジェクトは、「データ」をわたし(→あなた)に取り戻すためのハンドメイド・データセット(自分の手で集める)の実践プロジェクトです。今回は身近な「身体」のデータを集めて機械学習によって再構成し、3DプリンターやCNC(デジタルファブリケーション)を用いて想像的な身体を共同で作り出します。
LLMの誕生以後、データの生成活用はますます増えている。テクノロジーが拡張する現実は私たちの生活を豊かにしているのだろうか。最もプライベートな情報のひとつである身体データから生まれる表現に対峙したとき、私たちが感じるのは創造性か嫌悪なのか。作品を通じて対話を深めるような機会になることを期待したい。
2026年4月採択

平岩 なおこ
子どもが好む色・遊び・キャラクター・形を手がかりに、人との関わり方や感情の傾向を読み解き言語化する試み【感覚翻訳】。東洋医学の五行思想を基に、感覚や空気を翻訳することで言葉以外のコミュニケーション理解を促進し、互いの違いを尊重できる関係性を育む教育支援プロジェクト。
色という身近な手がかりから、人の状態や対話の糸口を探ろうとする視点に可能性を感じました。東洋医学を参照しつつも実体験から問いを立てる姿勢は、領域を越えた探究へと広がっていく可能性を感じます。日常のコミュニケーションに新たな気づきをもたらす試みとして育つことを期待しています。
2026年4月採択

桑原 結子
私は「インクのにじみ」や「木漏れ日」、曖昧な言葉のやり取りのような、捉えにくいものに強く惹かれます。曖昧さは感じ方が個人に左右されやすく、デザインとは相性が悪いとも言われます。曖昧なものを曖昧なまま受け入れる心地よさを、多様な人にとって説得力のある形で表現するデザインを研究したいと考えています。
捉えどころのない「あいまい」を分析し、説得力のある表現の形を見つけ出すプロセスが非常に楽しみです。様々な背景を持った人が集まるComoNeだからこそ得られるデータがあるはず。「あいまい」だからこそ問いを立てたり、事例収集することは容易ではないと思いますが、様々な角度で試作・実践に挑戦してください。
2026年4月採択

金子 淳平
私たちは、音を掴むことができない。音はカタチを変えて、私たちの周りを漂っている。記憶も同じだ。 放っておけば薄れてしまう記憶も、何かの拍子で鮮明に蘇ることがある。自分も、自分を囲むこの街も、絶えず姿を変えていく。 私はComoNeで、対話を通して「記憶としての音」をアーカイブする場を提案する。
私も鳥の声や学校のチャイム、雑音、音楽など、街で聞く一つ一つの音からふいに何かを思い出すことがあります。良い思い出もあれば、良くない思い出もあったり…。確かに、音って輪郭がなく漂っているなと思います。そんな“個人の音”を媒介してコミュニケーションを取るというのが新鮮で、面白い気づきや発見が生まれる事を期待しています。
2026年4月採択

間宮 千晴
「包」という字に「己」があるように、自分の経験や感情を具材にして「包む」、食のワークショップを行います。地域飲食店と連携し、店主の物語と参加者の内省を重ね合わせ、そのプロセスを「包むレシピ」として冊子に記録します。自分と飲食店を深く知る、新しい交流の形を考えていきます。
発想や着眼点が興味深いです。"漢字の「包」の中に「己(おのれ≒自分自身)」がいる"というのは考えもしなかったです。食体験は言語を超えた表現の世界でもあります。既存のWSに収まらず、1人でも多くの人が己を見つめ直すきっかけの場となることを願っています。
駅から図書館までを繋ぐ通り。屋台型の展示が立ち並びます。展示を眺めながらひと休みできるソファや大階段もあります。
This is a passageway connecting the subway station to the library.
The PASSAGE will be lined with stall-type exhibits.
There are also sofas and a grand staircase where visitors can take a break while viewing the exhibits.
様々な人々が混ざり合う“ローム”と名付けられたホール。講演などに利用できる約120席のホール。大階段まで合わせて利用することもできます。
LOAM HALL is a hall named “loam” where various people mix.
It seats about 120 people and can be used for lectures and live performances.
When the number of people is large, the hall can be used together with the grand staircase.
大きな本棚とゆったりとしたソファがあるエリア。棚主として、自分のルーツとなる本を並べる本棚を作ることもできます。本を介したつながりがここから生まれます。
ROOTS BOOKS has a large bookshelf and comfortable sofas.
As a shelf owner, you can also create your own bookshelf to display your own roots books. This place allows people to interact with each other through books.
靴を脱いで過ごせるスペース。
円になって座って話してみたり、床に紙をおいてみんなで書き込んでみたり。いつもと違うスタイルが新しい想像力を引き出します。
KOAGARI is a space where you can take off your shoes.
You can sit in a circle and talk there. You also can place a piece of paper on the floor and discuss with others.
The unusual style brings out new imagination.
活動の合間に、一息つけるような軽飲食を取り扱います。
Light food and beverages will be handled so that you can take a break between activities.
60席ほどのレクチャールーム。自由に形を変えるサンド(砂)のように、さまざまな形式で開催される講座や講演に、こちらでご参加いただけます。座席は、1階に接続される階段の上に配置されています。
SAND THEATER is a lecture room with about 60 seats.
Here, visitors can participate in lectures and talks held in a variety of formats, just like sand, which changes its shape freely.
Seats are located at the top of the stairs connected to the first floor.
会員限定のコワーキングスペース。グループ活動や貸切イベント、日々の交流の場としてお使いいただけます。
Wi-Fi完備。
LOUNGE is a members-only coworking space.
It can be used for group activities, private events, and daily socializing.
Wi-Fi is available.
3Dプリンターや刺しゅうミシンなど工作機器が揃います。発表や発信をしやすくする、撮影用のブースも利用できます。
FAB SPACEの機器のうち使用方法の講習が必要な機器は、初回利用の前に講習を受ける必要があります。
FAB space is equipped with 3D printers, embroidery machines, and other crafting equipment.
A booth for filming is also available for preparing presentations and disseminating information on activities.
東海エリアにゆかりのあるアーティストと、東海国立大学機構の研究領域・技術との連携による領域横断のSTEAM作品を3点制作し、展示します。アーティストと研究者の協働により、様々な視点から未来への問いかけを可視化し、作品にして届けます。
In the GALLERY space, three interdisciplinary STEAM works will be created and exhibited in collaboration with artists associated with the Tokai area and the research areas and researchers of the Tokai National Higher Education and Research System.
もの作りを始めとした作業や複数人での会議など、個人でもグループでも利用できる空間
"ROOM" is a space that can be used by individuals or groups for work, including manufacturing, or for meetings with multiple people.
吹き抜けになっている1階から地下の様子を見渡せます。廊下のカウンター席では、個人作業をすることもできます。
The basement can be seen from the first floor, which is an atrium. Individuals can work at the counter in the hallway.
7箇所の個室はすべてガラス張りになっており、活動の様子をアピールすることができます。
BRANCH has seven private rooms.
These rooms are glass-walled, so you can show off your activities.